【子どもの予防接種】5種混合予防接種(令和6年度より定期接種)

公開日 2024年04月22日

【対 象】

生後2カ月から7歳6カ月の子ども
※望ましい接種時期は、初回接種が生後6カ月まで、追加接種が1歳時です。

【日 程】

生後2カ月から接種を始めてください。
釜石市では6カ月児健診とあわせてBCG予防接種(結核予防接種を行いますので、それまでに第1期初回の3回の接種を済ませるよう、病院と相談してスケジュールを立ててください。

【会 場】

 個別予防接種で実施しますので、下記の医療機関で接種を受けてください。

  岩手県立釜石病院(25-2011)

  ・小児用肺炎球菌、B型肝炎、ロタウイルス予防接種と同時に接種することができます。

 ※釜石市以外で接種を受けたい場合は、事前に申請が必要です。ご相談ください。

【接種回数】

 4回(20日以上の間隔で3回接種したのち、6カ月以上あけて1回追加接種)

【副反応 】

主な副反応は、注射部位の発赤、腫れ、しこりなどの局所反応です。全身反応として発熱、不機嫌等を認めることがありますが、いずれも2~3日中に消失します。また、腫れが目立つ時などは、医師にご相談ください。

【5種混合ワクチンについて】

 5種混合予防接種は、4種混合ワクチンとヒブの混合ワクチンです。

◎予防できる病気◎

1)ジフテリア

のどの痛みやせき、おう吐などの症状があり、呼吸困難や心臓障害、心臓麻痺を起こして死亡することがあります。

2)百日せき

赤ちゃんがかかると、顔を真っ赤にして激しくせきをするため、呼吸困難になったり、肺炎や脳症を合併することがあります。

年間千人以上の患者発生が報告され、大学などでの集団発生や高齢者から乳幼児への感染が見られます。お母さんからの免疫が弱く、生まれてすぐの赤ちゃんでもかかることがあります。

3)破傷風

破傷風菌は世界中の土の中に潜んでいるため、常に感染する可能性があります。けがなどをした時に傷口から菌が侵入し体の中で増え、筋肉をけいれんさせる毒素を大量に出す病気です。最初はけいれんで口が開かなくなる症状で始まり、全身にけいれんが広がります。呼吸ができなかったり、飲み込みが悪くなることから肺炎を併発したり、死に至ることもあります。

4)ポリオ

「小児麻痺」とも言われる病気で、感染するとかぜに似た症状が続いたあと、手足に麻痺が残ります。

ポリオウイルスは人の口から入り、のどや腸で増殖します。体内で増えたポリオウイルスは便の中に含まれ、手を経由して口に入り、別の人に感染していきます。

5)ヒブ

ヒブとは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌のことです。最初に発見されたときに「インフルエンザにかかっていた人」から発見されたためこのような名前がつきましたが、冬に流行するインフルエンザウイルスとはまったく別物です。

5歳までにかかることが多く、初期はかぜ症状から始まり、脳やのどの奥(喉頭)、肺、関節などに炎症を引き起こします。細菌性髄膜炎、喉頭蓋炎、肺炎などを起こすこともあります。髄膜炎は早期診断が難しく、重症化します。



この記事に関するお問い合わせ

保健福祉部 健康推進課 保健予防係
住所:〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
TEL:0193-22-0179
FAX:0193-22-6375
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