公開日 2014年12月03日
水痘(水ぼうそう)とは
水痘・帯状疱疹ウイルスの直接接触、飛まつ感染や空気感染によってかかる病気です。感染力が強く、9歳以下での発症が90%以上を占めているといわれています。主な症状は、全身のかゆみを伴う発疹と軽度の微熱で、まれに重症化して髄膜炎や脳炎を合併することもあります。
また、妊娠初期の女性が感染すると、先天性水痘症候群(低体重出生、四肢形成不全、脳炎、小頭症など)の子どもを出産する可能性があるといわれています。
対象者
対象となるお子さんの保護者には、1歳となる頃に接種のお知らせと予診票を郵送します。
なお、すでに水痘にかかった方は抗体ができるため、接種の対象となりません。
- 定期接種対象者
1歳から3歳未満のお子さん
接種回数
・ 2回接種 ※2回目は、1回目接種後から3か月以上の間隔をあけて接種します。
接種期間
- 3歳の誕生日の前日までに接種を済ませてください。
接種方法
県立釜石病院(25-2011)での個別接種となります。
ワクチンと接種間隔について
予防接種を受ける際は、接種間隔に十分ご注意ください。
- 注射用生ワクチン(BCG、麻しん風しん混合、おたふくかぜなど)を先に接種した場合は、
4週間以上の間隔をあけて、水痘ワクチン(生ワクチン)を接種してください。
- 水痘ワクチンを接種したあとは、4週間以上の間隔をあけて別の種類の注射用生ワクチン(おたふく、麻しん風しん)を接種してください。
水痘ワクチンについて
水痘ワクチンは、水痘・帯状疱疹ウイルスを弱毒化して製造した生ワクチンです。ワクチンを接種することでその病気に対する免疫ができますが、それでも10%から20%程度の人は、のちに水痘にかかることがあります。ただ、ワクチンの接種を済ませていると、軽い症状で済むとされています。
水痘にかからなくするため、また万が一かかったとしても重症化を防ぐためにも、水痘ワクチン接種を受けましょう!
ワクチン接種後の副反応について
接種したところが赤く腫れたり、発熱や発疹があったりすることがありますが、通常は一時的なもので、数日で消失します。ごくまれにアナフィラキシー(重篤なアレルギー反応)や血小板減少性紫斑病(血小板の数が減少して出血しやすくなる病気)などの症状が、重い副反応として報告されています。
この記事に関するお問い合わせ
保健福祉部 健康推進課 保健予防係
住所:〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
TEL:0193-22-0179
FAX:0193-22-6375
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