公開日 2013年03月15日
日本脳炎という病気
日本脳炎ウイルスに感染したブタを刺した蚊(コガタアカイエカ)が人を刺すことで感染し、脳や脊髄など神経系の障害を引き起こす病気です。ヒトからヒトへの感染はありません。
日本脳炎を発症すると高熱、けいれん、意識障害等の症状を示す急性脳炎を起こします。治療が難しく、死亡や重い後遺症の危険性があります。
温暖化の影響
東南アジア・南アジアにかけて広く分布する病気で、日本で九州・沖縄地方および中国・四国地方で発生すると言われていました。
近年の地球温暖化の影響で、東日本での発生報告があり、東北も他人事ではありません。
北海道まで、ウイルスを媒介する「コガタアカイエカ」の分布域が広がる恐れがあります。
日本脳炎は予防接種が効果的
虫よけ対策をしても、蚊に刺されることがあり、私たちの目ではウイルスを運ぶ「コガタアカイエカを分別すること」は困難です。
そこで、日本脳炎を予防する手段として効果的なのが「予防接種を受けること」です。
日本脳炎予防接種は、定期接種です。期間内は無料で接種できます。
忘れずに接種をうけましょう。
〔これからも続けてほしいことがあります〕
虫よけ対策は、これからも意識して続けましょう!!
日本脳炎に加えて、皮膚がんや熱中症など、温暖化の影響が懸念されています。
定期接種対象年齢と期間
【定期】
釜石市に住所がある、3歳・9歳をむかえるお子さん(誕生日月に個別に案内を送付します。)
接種時期は第1期と第2期に分かれており、あわせて4回接種します。
- 第1期…3歳から4歳の間に3回接種(1~4週間あけて2回接種し、おおむね1年後に1回追加接種
- 第2期…9歳以上13歳未満(標準として小学4年生時)に1回接種
◎こちらもご覧ください◎ 第1期案内 日本脳炎1期リーフレット[PDF:476KB]
第2期案内 日本脳炎2期リーフレット[PDF:461KB]
【 特例措置 】
釜石市に住所がある平成7年4月2日から平成19年4月1日生まれの方
20歳の誕生日前日まで、不足している回数を定期接種として公費負担(無料)でうけられます。
※積極的勧奨が差し控えられた影響により、日本脳炎の予防接種(計4回)が不十分な人がいます。母子健康手帳を確認し、日本脳炎の予防接種(計4回)が不足している場合は、20歳になる前に接種を受けましょう。
日本脳炎予防接種をまったく受けていない、不足分の接種がある人は接種スケジュールが異なります。詳しくは市健康推進課へお問い合わせください。
◎こちらもご覧ください◎ 特例措置案内 日本脳炎特例措置リーフレット[PDF:558KB]
【 接種協力医療機関 】
個別予防接種で実施します。
市内の医療機関で接種を受けてください。医療機関により、予約方法が異なりますので、事前に電話で確認をお願いします。
小笠原内科クリニック |
釜石ファミリークリニック |
神林医院 |
小泉医院 | 平野内科医院 | 堀耳鼻咽喉科眼科医院 |
庄子医院 | 釜石しょうけいクリニック | 国立釜石病院 |
県立釜石病院(小児科外来 第1期のみ) |
日本脳炎ワクチンの副反応
主な副反応は、紅斑、内出血、疼痛、腫れ、かゆみなどの局所反応と、発疹、じんましん、頭痛、せきなどの全身反応です。
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