「溶融スラグ」を肥料として有効利用します

公開日 2024年06月11日

更新日 2024年06月11日

 ごみを溶融(溶かす)する過程で生じる「溶融スラグ」は、ごみ中に含まれる重金属をコークスの高温還元機能により効率的に除去し、天然の山砂・川砂と同等の重金属含有量としたものを、水で急冷して生成した物です。

   

 〇溶融スラグ

 生成された「溶融スラグ」は、砂状のガラス質であるため、砂の替わりとして、土木建設資材として利用することができ、環境への負荷を低減した循環型社会の形成を推進する材料として、公共工事などに広く使われています。

 岩手沿岸南部クリーンセンターの運営・維持管理を行っている株式会社岩手沿岸南部クリーンシステムでは、「溶融スラグ」の用途拡大のため、水稲栽培などに適した肥料化を検討していましたが、令和6年5月27日付で農林水産大臣から「岩手沿岸南部ケイカル」として農業用肥料の登録認可を受けました。

 今後、農業用肥料の原料として堆肥などとブレンドした商品(肥料)が、ホームセンターなどで販売される予定です。

 今後も更なる用途(藻場ブロック等)の拡大を目指して行きます。

 「岩手沿岸南部ケイカル」登録証[PDF:14.5KB]

この記事に関するお問い合わせ

岩手沿岸南部広域環境組合
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