ディーニュ・レ・バン市代表団が釜石市を訪問しました

公開日 2024年10月01日

平成6年(1994年)に釜石市とディーニュ・レ・バン市(フランス共和国)が姉妹都市提携を締結して、本年で30周年を迎えました。この節目の年を記念して、9月21日から24日の期間、当市はディーニュ・レ・バン市長以下の代表団を招聘し、記念式典や釜石市民との交流等の関連イベントを開催しました。ここでは、同市代表団の釜石市滞在中の主な交流等を紹介します。

 

 

9月21日(土)

釜石トレデュニオンとの交流

 昼食を兼ねて、ディーニュ・レ・バン市やフランス語圏の国々等との交流推進を目的とする市民団体「釜石トレデュニオン」との交流会を行いました。

 

    

 

釜石市長、ディーニュ・レ・バン市長会談

 釜石市長室にて両市長の会談が行われました。会談では、ディーニュ・レ・バン市代表団の長旅の疲れを労うとともに、歓迎の意が伝えられました。また、会談後に記者会見が行われました。

 

    

 

姉妹都市提携30周年記念式典・歓迎レセプション

 外務省や在日フランス大使館、岩手県、ロクシタンジャポン株式会社等の関係者を招き、姉妹都市提携30周年記念式典及び歓迎レセプションが開催されました。記念式典では、両市長による挨拶や関係者による祝辞の後、今後の両市のさらなる交流を約束した共同宣言が行われました。

 その後の歓迎レセプションでは、市内高校生が中心となって制作した歓迎巨大アートの紹介や釜石市の郷土芸能の披露、両市からの記念品交換等が行われるなど、姉妹都市提携30周年の節目を飾る記念すべき式典となりました。

 

    

(写真中央 釜石市 小野共市長、右 ディーニュ・レ・バン市 パトリシア・グラネ=ブリュネロ市長)

    

(写真左 外務省 山上修吾外務事務官、中央 在日フランス大使館 レティシア・ビルゴレ政務参事官、右 岩手県 工藤 直樹沿岸広域振興局長)

    

(写真左 ロクシタンジャポン株式会社 木島潤子代表取締役社長)

    

 

9月22日(日)

東日本大震災犠牲者への献花

 いのちをつなぐ未来館を訪問し、同館職員の説明のもと東日本大震災での出来事やそこから得られた教訓等について学びました。その後に、釜石祈りのパークにて、東日本大震災で犠牲となられた方へ哀悼の意を表するとともに献花を行いました。

 

      

 

「絆の日」「まんぷくフェス2024」参加

 釜石鵜住居復興スタジアムで開催された「絆の日」「まんぷくフェス2024」を視察しました。昨年、ディーニュ・レ・バン市を中心に開催された「第1回ワールドアマチュアラグビーフェスティバル」に参加したいわて釜石ラグビーフットボールクラブの試合の観戦や、ロクシタンジャポン株式会社協賛のハーバリウム制作体験講座等の視察を行いました。

 

    

 

釜石市国際交流協会との交流

 昼食を兼ねて、多文化共生社会の実現や異文化との交流等を主な目的として活動している市民団体「釜石市国際交流協会」との交流を行いました。

 

    

 

姉妹都市提携30周年記念植樹

 1994年の姉妹都市提携の際に、当時の両市代表団が植樹を行った「ディーニュ・レ・バン市の丘」(鉄の歴史館駐車場)にて記念植樹を行いました。両市の友好の証として、「友情」「信頼」の花言葉を持つ「こぶし」の苗木の植樹や、市内小学生と協力してディーニュ・レ・バン市で栽培が盛んなラベンダーの苗の定植を行いました。

 

    

 

「アンモナイトの壁」のレプリカの視察

 鉄の歴史館にて、釜石市とディーニュ・レ・バン市の姉妹都市提携のきっかけとなった「アンモナイトの壁」の原寸大剥離標本の複製(レプリカ)等の視察を行いました。また、代表団の中には、1992年の三陸・海の博覧会開催の際にこの壁のレプリカの制作に携わった技術者がおり、当時の貴重なお話を伺うことができました。

 

    

 

地域課題等意見交換会

 釜石PITにて、産業振興や地域医療体制等の両市が抱える行政課題について、両市の取り組みを共有するとともに意見交換を行いました。

 

    

 

9月23日(月・祝)

ハマナス定植会

 根浜海岸では東日本大震災の津波を乗り越えて、今なお海浜植物「ハマナス」が自生しています。そのハマナスの群落再生に向けて取り組みを行っている根浜ハマナスプロジェクトや、地域の皆さんと一緒にハマナスの定植を行いました。

 

    

 

ジオパークに関する取り組みについての意見交換

 根浜シーサイドにて、三陸ジオパークのPRや関連プログラムを実施している株式会社かまいしDMCと意見交換を行いました。ディーニュ・レ・バン市はユネスコ世界ジオパーク発祥の地であり、三陸ジオパークの世界ジオパーク登録に向けて、様々なアドバイスをいただきました。

 

    

 

「食の匠」との昼食会

 かまいしDMCとの意見交換会終了後に、地域の「食の匠」の皆さんが調理した釜石市の郷土料理が振る舞われました。郷土料理と言っても特別なものではなく、地元産の食材を使った地域で昔から食べられてきた料理であり、食の匠の皆さんから「釜石ならではの料理」の説明を受けながら昼食を楽しみました。

 

    

 

釜石鉱山の視察

 三陸ジオパークのジオサイトの一つである「釜石鉱山」を訪問し、坑道内の当時の採掘場所や地下音響実験室「グラニット・ホール」、旧鉱山事務所等の視察を行いました。

 

    

 

 

9月24日(火)

 釜石市での滞在を終え、24日朝に釜石市長や釜石市議会議長、関係者等の見送りを受けながら、フランスへの帰路に着きました。

 

    

 

釜石市とディーニュ・レ・バン市との交流の経過

姉妹都市ディーニュ・レ・バン市との交流の経過等については、こちら新しいウィンドウで外部サイトを開きますをご覧ください。

 

 

この事業は、一般財団法人自治体国際化協会の助成事業により実施されています。

この記事に関するお問い合わせ

文化スポーツ部 国際交流課
住所:〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22番1号 シープラザ釜石2F
TEL:0193-27-5713
FAX:0193-31-1170
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