甲子柿(かっしがき)の魅力をお伝えします

公開日 2024年10月10日

更新日 2024年10月11日

 釜石市の特産品の「甲子柿(かっしがき)」は、岩手県釜石市甲子地区を中心に、古くから食されてきた釜石の秋の味覚です。小枝柿(渋柿)の実を約一週間、柿室の中で燻して渋を抜く伝統技法は、全国的にも稀な製法です。

 柿室から出された甲子柿は、完熟トマトのような鮮紅色をし、手で皮がむけるほどやわらかく、口に入れるとぷるんとした食感、燻した風味と甘さが特徴の釜石市の秋の味覚を代表する伝統産品です。

 また、令和3年3月には、農林水産省の「地理的表示保護制度(GI)」に登録されています。

                                  

1.甲子柿の特徴と由来

 甲子柿は、岩手県釜石市甲子地区を中心に、小枝柿(渋柿)を柿室で燻して渋を抜いて生産された柿のことで、古くから食されてきた釜石の秋の味覚です。

 甲子柿の発祥は定かではありませんが、早めに収穫した柿の実を炉上の天棚の上に置いたところ、渋が抜けて甘くなったことが由来とされています。

 現在では、囲炉裏に替わり「柿室」で燻す方法に替わってきました。

 この室に入れて煙で燻して渋を抜く(燻煙脱渋法)は全国的に見ても甲子柿のみで、その珍しさが評価されています。

 甲子柿の鮮紅色、ぷるんとした食感、燻した風味と甘さが特徴です。

2.甲子柿の地理的表示保護制度(GI)への登録内容

 

 (1)登録番号 :106号

 (2)登録名称 :『甲子柿』

 (3)登録年月日:令和3年3月12日

 (4)登録申請 :甲子柿の里生産組合   

 

        

 

3.甲子柿の製造過程

 

 収穫 ~ 柿室で1週間燻して渋抜き ~ 甲子柿の完成

 

  出荷期間: 10月中旬~11月中旬 

4.甲子柿の食べ方と保存期間

  食べ方   : ヘタを取って皮ごと食べられます。手でも割って食べられるほど柔らかいです。

  保存期間  : 常温で約3日間、冷蔵で約7日間

  

5.甲子柿の里生産組合の概要

  設 立  : 昭和63年設立

  組合員数 : 22名・5団体(令和6年10月時点)

 

  事務局  : 釜石市水産農林課

 

6.令和6年度対面販売会開催情報

 

 令和6年度の釜石市外での対面販売会の開催情報は、以下のとおりです。

  ① 10月23日(水)       ・ らら・いわて盛岡店(岩手県盛岡市)・ 甲子柿販売会

  ② 10月26日(土)       ・ らら・いわて盛岡店(岩手県盛岡市)・ 甲子柿販売会

  ③ 11月1日(金)~2日(土)・   藤崎百貨店前   (宮城県仙台市)・ GI産品とうまいものフェア

  ④ 11月8日(金)      ・ アネックス川徳  (岩手県盛岡市)・ えびす講大市

 ※各開催会場での、販売数量には限りがございますので予めご了承ください。また、生産状況によっては開催を中止する場合があります。

この記事に関するお問い合わせ

産業振興部 水産農林課 農業振興係
住所:〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
TEL:0193-27-8426
FAX:0193-22-1255
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