イノシシの被害にあわないために

公開日 2024年07月25日

更新日 2024年08月05日

 

イノシシの被害にあわないために

イノシシの出没状況

 市内では、平成30年6月にイノシシの痕跡が確認され、令和元年度に初めてイノシシを捕獲されて以来、イノシシの痕跡や目撃情報が増加傾向にあり、現在はイノシシの生息域が拡大し、市内各所でイノシシによる被害が確認されています。

 イノシシは臆病な動物でもあるため、ほとんどの場合、人の話す声や物音などを聞くと人と遭遇しないために自分から逃げていきます。イノシシと遭遇しないためにカバンに鈴をつけたり2人以上で話をしながら歩くなど人の存在を知らせる工夫をしましょう。また、イノシシは警戒心が強いため、ワナでの捕獲が非常に難しい動物でもあります。しかし、イノシシが興奮したり、発情期(晩秋~冬)や分娩後は攻撃的になっていたり、遭遇時には注意が必要です。

 

イノシシと遭遇したら

◎イノシシを刺激しない

 イノシシを見かけても、刺激を与えず、興奮させないことが大切です。棒などを使って追い回したり、石を投げたりするとイノシシが興奮し人に危害を与える可能性があります。興奮している場合は、後ろを向くと襲ってくることもあるので、なるべく背中をみせないよう、ゆっくり後退します。イノシシの威嚇行動として、牙を鳴らして音を出す、毛を逆立てる、地面をひっかく等の動作をします。

 イノシシがこちらに気づいていない、イノシシとの距離が十分にある場合、静かにその場を立ち去ります。万が一イノシシが近づいてきても慌てずにゆっくりと後ずさりして離れましょう。また、建物に入ったり、物陰に身を隠すなどして安全確保をしましょう。

◎うり坊(イノシシの子)を見かけても近づかない

 うり坊をみかけても、近くに母イノシシがいる可能性があります。不用意に近づいたり、追いかけたりしてはいけません。また、絶対に食べ物を与えないでください。人への警戒心を低下させ、人が食べ物をくれると学習させてしまうことにつながります。イノシシは学習能力が高い動物です。餌付けをすることで人間の食べ物の味を覚え、人を恐れずに街中に出てくるようになってしまうことにもなりかねません。さらに、人間が危害を加えないと学習すればどんどん大胆な行動になり、人を襲って食べ物を奪い取るようになってしまう恐れもあります。

 

イノシシの農作物被害対策

 イノシシの被害を防ぐにはとにかく侵入されないことが大事です。田や畑への侵入を防ぐ柵(電気柵、金網柵、ネット柵)を活用しましょう。また、草木が茂り手入れがされていない場所はイノシシの寝る場所や隠れる場所となるため、生息しやすい環境となります。イノシシとの突然の遭遇を回避するためにも、やぶの刈払いなど環境整備が大切です。また、野菜のくず、生ごみなどはイノシシを誘因する原因となるため放置しないようにしましょう。

関連情報

岩手県 - イノシシに遭遇したら (pref.iwate.jp)(岩手県ホームページ)

この記事に関するお問い合わせ

産業振興部 水産農林課 林業振興係
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