公開日 2024年07月08日
ポリファーマシーとは
多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態をいいます。単に服用する薬の数が多いことではありません。
特に高齢の方は、生活習慣病等複数の病気を持つ人が増え、それに伴って治療薬や症状を緩和するための薬の処方が増えやすい傾向があります。
また、肝臓や腎臓の働きが弱くなり、薬を分解したり、体外に排出したりするのに時間がかかるようになるため、注意が必要です。
また、複数の診療科・医療機関の受診により、薬の数が多くなることがありますが、処方薬全体が把握されていないこと等により起こることもあります。
気になる症状があっても、勝手に薬をやめたり、減らしたりするのはよくありません。薬が多いからといっ て必ず減らすべきということではありません。薬によっては、急にやめると病状が悪化したり、思わぬ副作用が出ることがあります。必ず、医師や薬剤師に相談しましょう。
ポリファーマシーを予防するために
ポリファーマシーを予防するためには、医師や薬剤師と積極的に情報を共有することが重要です。薬の種類が多い場合や、薬のことで気になることがあるときは、医師や薬剤師に相談しましょう。
また、ポリファーマシー予防のために下記のことに気を付けましょう。
<ポリファーマシー予防のために有効なこと>
- お薬手帳は1冊にまとめ、処方薬全体を把握できるようにする
- お薬手帳に、病歴・副作用歴・アレルギーの有無などの基本情報や、気になる症状をメモしておく
- かかりつけ薬局をもち、日頃から処方されている薬の情報を把握してもらう
- 勝手に薬の服用をやめず、医師や薬剤師に相談する
- 同じ病気で複数の医療機関に行く「重複受診」は、薬の重複を招くため、控える
この記事に関するお問い合わせ
市民生活部 市民課 国保年金係
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