公開日 2023年12月21日
標記審議会を開催しましたので、以下のとおり結果をお知らせいたします。
開催日
令和5年9月20日(水)午後1時30分~午後3時00分
開催結果
○要旨
報告事項、議事についての主な質問・意見及び回答
※詳細は、R5開催結果[PDF:477KB] をご参照ください。
■報告事項
<令和5年度の主な取組について>
・釜石はまゆりサクラマスの養殖に向けた取り組みの中で、この沿岸どこでも、海面養殖を始めたり、または陸上でやったりしているニュースを読んでいるが、「釜石はまゆりサクラマス」は、何が売りなのか。釜石らしさというのはどういったところなのか。
→岩手県の沿岸、北から、久慈から順番に各沿岸地域で海面養殖、増えてきている。釜石の特色は、まさに岩手大学と産学官連携で取り組んでいるのが一つ大きな点と、研究成果を生かした取り組みとして、サクラマスというのが、日本在来の魚ということで、資源を回復する意味もあり、もともと日本人が食べていた、味も好まれていたという点も含めて、その産学官連携で岩手大学と取り組みながら、事業化をしている。
・人工的に、生簀を作ったりすること、海洋環境にある程度の負荷を与えるのではないか、それも例えば三陸沿岸ずっとどこでも行われているとなると、どういう負荷があるのか、またそれに対する対策もこの要望の中に入れていただくと環境にも配慮しているというのがわかるので、資料に加えたほうがいい。
→このサクラマスの取り組み第1期が始まったときから、底質の調査を定期的に行っており、水域調査も岩手大学と一緒に取り組みを行っている。これに合わせて釜石湾においては、県水産技術センターが海面調査をしているので、今のところ大きな影響はない、異常は出ていないという状況にある。こういった調査を繰り返しながら、環境に負荷をかけないように、安全な養殖事業というのを取り組んでいきたい。
・重層的支援体制各部署の役割や機能の明確化が必要です。と明記されていますが、これは現状では具体的にどの程度の進捗状況なのか。また、第3層の生活応援センターがあまり目立っていない。もう少し生活応援センターを持ち上げる方法は考えていないのか。
→1点目の今どの程度進んでいるかという点についてだが、重層的支援体制整備事業というのは、基本的にはこの包括支援体制、地域にある色々な生活課題があるが、それを解決するための事業ということで、釜石の場合、生活応援センターというのは、かなり先駆的な取り組みで、他の地域に誇るべきもの、もっとPRすべきだと考えている。国が意図しているその包括的支援体制の、ある程度の部分は現状でもできている。ただ、足りない部分もあるので、これらの足りない部分を整えていくとそういった取り組みというふうにご理解を頂きたい。確かにご質問にあった生活応援センターについても、もっと広くPRして、利点も十分に周知していく必要がある。
まさに皆さまに育てていただいている生活応援センターだと思っている。何かしら役割をしっかり担うような、アピールすることも大事ですが、地域の皆様に必要だと思っていただける生活応援センターであることが大事だと思うので、引き続きよろしくお願いしたい。
・ワーケーション施設の整備について、2021年から取り組みをされており、ニュースを見ていても全国的にワーケーションをいろいろ展開している地域はたくさんあると思うが、釜石でしかできない研修、体験プログラムを提供して、95%を超える方がすごくよかったと言っていただけているということで、具体的に釜石でしかできない研修体験プログラムとはどういうことをしているのか。
→東日本大震災というその震災を当時の話とか、現地に来て初めてわかるというようなことがまずは一番大きな体験ができるということの感想が寄せられている。あとは、自然が豊富で、食べ物が美味しいとか、そういったワーク以外の楽しみ方も十分できるというところが好評を得ている。その他のワーケーションも、企業型ということで、1人でふらっときた方はちょっとお断りして、あくまでも企業単位で、企業の研修も兼ねたワーケーションというところも好評を得ている。
・東部地区などで見ると、そういう団体で歩いている方を見かけたりするので、来ているというのがわかるが、釜石市内の中心地から離れたところにいる人たちが、どういう人たちが来ているというのが全くわからない状態で、市からの報告でワーケーションをやっていて、県外からいらしてますというのを聞いても、何のことかわからないというのが現状だと感じるので、もう少し市民の方たちと交流できるような、釜石らしいところを何とか工夫していただいて、地域の人たちとも関わりを持てるようなことを考えていただきたい。
→今のご意見をぜひ参考にして、市民と交流できるようなプログラムづくりについて検討していきたい。
・重層的支援体制というところで、高齢者の方だったり、子供の方が一番悩んでいるのは申請である。一部に関しては、市役所の職員のように申請をしているところもある。書かない窓口をもう少し広げてほしい。ネットで申請できるという部分を広めていただきたい。
→実際の現場では高齢者本人が手続きするというより、周りの方、事業者様の支えで成り立っていると思うので、手続きの簡素化を進めるように考えていきたい。判子の件は、今すぐに対応できるものは、省略など対応できるか検討していく。
■議事
<釜石市新市庁舎建設について>
<龍澤学館の専門学校立地について>
・盛岡に同じ学科を持っている龍澤学館が新たに開設するのに、申請が通らなかったということはあるのか。地元定着型と言うが、そのような仕事はあるのか。そういった検討はなされているのか。
→法務省の仙台出入国在留管理局の申請だが、龍澤学館以外にも全国で日本語教育機関の申請をしている団体は、全国様々あり、龍澤学館と同様に告示不相当という結果が出ているところもあると聞いている。今、国の方で文科省と法務省が連携して、この日本語教育機関の制度の見直しをしている。新しい法律に基づいて、6年度から動き出すという状況にある。そういった背景があって、これまで以上に流れが大分厳しくなったのではないかと見られる。
以前釜石にもこういった学校があったという話だが、龍澤学館の沿岸地域への立地というのはその可能性もあるということで、今動いている。卒業生の関係でもう一つは、龍澤学館の方とも話をしているが、外国語観光学科は龍澤学館の方で盛岡にも同様の学科を設置しており、そちらの卒業生の主な就職先が旅行代理店であるとか、ホテルとのこと。就職先も当然沿岸地域に就職するのが一番だが、県全体を見たときに、内陸部も含めて、就職先を探していくような感じになると考えている。
次第
1 開会
2 委嘱状交付
3 市長あいさつ
4 会長あいさつ
5 報告事項
6 議事
7 その他
8 閉会
配布資料
(資料3)龍澤学館の専門学校立地について[PDF:936KB]
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