この度、多くの皆様から激励を賜り、釜石市長として市政運営のかじ取りを任せていただくことになり責任の重さと使命感に身の引き締まる思いです。釜石市の発展のため、全力を尽くしてまいりますのでよろしくお願いします。

東日本大震災からの復興が完了し、釜石は新たな時代を迎えます。この新たな時代は震災後の12年とは全く違う時代になります。「ポスト復興」と呼ばれる次の10年は新しく完成した社会資本を基に「結果」と「成果」を出し、同時に今を生きる我々だけでなく、将来この釜石に住むであろう我々の子どもや孫の世代を考え、その対応と準備をしなくてはいけない10年となります。

私はその10年のために、釜石市議会議員に当選して以来16年間、県と市の政治・行政に携わり培ってきた「経験」と 「カン」と「人脈」そして「思い」を、釜石の発展のために活かしてまいります。

震災前は4万人を超えていた釜石の人口も3万人を切ろうとしています。次の10年は釜石にとって本当に厳しい10年になります。市民と一体になって知恵を出し合い協力し合いながら、先人から受け継いだこの誇るべき郷土釜石を最高の状態で次の世代に渡さなければなりません。私は必ずや釜石を沿岸の拠点都市にし、岩手に輝く「世界のカマイシ」にするため、邁進してまいりますので、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。