50歳を過ぎたら知っておきたい帯状疱疹のこと

公開日 2023年09月01日

帯状疱疹とは

 

帯状疱疹は、おもに身体の片側(右側または左側)に水ぶくれのある赤いブツブツが、帯状(おびじょう)に出てくる病気です。

身体の上半身に現れることが多く、初期症状は「ピリピリ」「ちくちく」と痛み、その後発疹と水ぶくれが現れ、徐々に痛みが増してきます。

50歳を境に、帯状疱疹を発症する人が増える傾向です。

 

帯状疱疹の合併症のひとつに「帯状疱疹後神経痛」があります。

これは皮膚の症状がおさまった後も痛みがつづくもので、場合によっては年単位で痛みがつづきます。

年齢が高くなればなるほど帯状疱疹後神経痛になりやすく、高齢者の方は特に早期発見、早期治療が重要です。

 

帯状疱疹の原因

 

帯状疱疹の原因は「みずぼうそう」のウイルスです。

このウイルスに初めて感染すると「みずぼうそう」として発症します。

みずぼうそうが治っても、ウイルスはひっそりと体内の神経に潜り込み、加齢や疲労、ストレスなどにより免疫が低下すると、再び活動を開始することがあります。

このとき、ウイルスが神経を伝って皮膚に到達し、帯状に赤いブツブツや水ぶくれ、痛みが出る「帯状疱疹」を引き起こすのです。

つまり、みずぼうそうにかかったことのある人は、誰でも帯状疱疹を発症する危険性があります。

 

帯状疱疹の予防

 

予防の基本は、免疫力を低下させないことが大切です。

そのためには日常生活の体調管理がカギを握ります。

早寝早起き、バランスのとれた食事、十分な睡眠をとるなど、できるだけ健康的な生活習慣を保ちましょう。

適度に体を動かす、心身ともに落ち着いた時間をつくるようにするなど、ストレスが蓄積されないようにすることも大切です。

糖尿病などの生活習慣病も免疫を低下させます。

健診結果はしっかり確認しましょう。また、日ごろの生活習慣を振り返ることが大切です。

 

帯状疱疹の予防には予防接種が有効です。

誰でも若いころに比べれば、加齢とともに免疫力は下がります。

50歳を過ぎると帯状疱疹の任意予防接種を受けることができます。(市の助成はありません。)

帯状疱疹のワクチンは2種類あります。費用や接種回数、効果及び副反応はそれぞれ異なりますので、接種を希望される場合は、まずはかかりつけ医にご相談ください。

この記事に関するお問い合わせ

保健福祉部 健康推進課 保健予防係
住所:〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
TEL:0193-22-0179
FAX:0193-22-6375
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