台風19号の影響によるナミビア代表対カナダ代表戦の試合中止について

公開日 2019年11月30日

更新日 2020年04月14日

◆台風19号の影響により試合が中止に◆

2019年10月13日に開催予定であったナミビア代表対カナダ代表の試合が中止となりました。

台風19号の接近に伴い、RWC2019釜石開催実行委員会が協議を重ねたが、観客の皆さま、

選手、大会を支えるスタッフ、ボランティアなどすべての関係者の安全を確保することが

困難であると判断し、中止と致しました。

◆釜石鵜住居復興スタジアムの前で振られた多数の大漁旗◆

開催中止の発表は、試合当日の朝。釜石開催は今大会最後とあって、落胆の声が広がっていた。

しかし、試合が行われないスタジアム前では大勢の人が集まり、100旗以上のカラフルな大漁旗

が振られていた。試合を観戦する予定だった人たちが集まり、鵜住居駅からスタジアムまでの道を

旗を振りながら、行進し、その様子はSNSでも広がり、反響を呼んだ。

大漁旗を振り、鵜住居駅からスタジアムまでを行進する人たちの様子

◆カナダ代表チームによる被災地ボランティア活動◆

台風19号の接近に伴い、想像を上回る記録的な大雨により、釜石市内でも、床上浸水・道路破損・道路に土砂が流れるなど

かなりの被害が生じた。そんな中で、カナダ代表チームから「被害を受けた地域で我々が何か役に立てることは出来ないか」

と相談があり、被害が大きく、ボランティアが入っていなかった釜石市千鳥町にて、ヘッドコーチや選手など総勢19名にて

実施をした。活動内容としては、3班に分け、2班が道路に堆積した土砂の撤去を行い、1班が水害を受けた家屋の家財道具を

搬出した。また、ナミビア代表チームも宮古市長に対し、「市民を元気づける活動がしたい」との申し出があり、総勢25名が

災害対応に当たる市民の激励や宮古のラグビースクールの子供達などと交流を行った。こうした両チームの活動が、大会公式

ツイッターで全世界に発信され、両チームの行動が称賛された。

道路に堆積した土砂を撤去するカナダ代表の選手達  水害を受けた家屋の家具を搬出する様子

市民の子供たちと交流をするナミビア代表チームの選手達

 

PNC日本ラウンド 日本代表対フィジー代表戦の結果はこちらhttps://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020040900014/

RWC日本大会 フィジー代表対ウルグアイ代表戦の結果はこちらhttps://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020040900014/

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