公開日 2016年08月08日
更新日 2018年09月18日
東日本大震災 釜石市教訓集「未来の命を守るために」
東日本大震災 釜石市証言・記録集「伝えたい3.11の記憶」
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東日本大震災 釜石市教訓集「未来の命を守るために」(3,992 KB pdfファイル)
東日本大震災 釜石市証言・記録集「伝えたい3.11の記憶」(11,472 KB pdfファイル)
※印刷する場合、「右とじ」の原稿となりますので、ご注意ください。
1 概要
釜石市では、平成23年度以降、東日本大震災に関わる検証委員会を開催して、震災対応の課題、教訓の取りまとめを行い、合計6編の検証報告書を作成しました。
これらの検証成果及び市民の証言をもとに、市民向けの「教訓集」及び「証言・記録集」を取りまとめました。
2 内容
(1)東日本大震災 釜石市教訓集「未来の命を守るために」(43頁)
○教訓は、4つの柱と、18の教訓から構成されています。津波からいのちを守る、つなぐ、備え、震災を未来に伝える大切さを掲げています。
1 命を守るための行動
いざというときは想定にとらわれず、最善を尽くせ。率先避難者たれ。
揺れたら、ただちに高台へ避難/避難は「徒歩」が原則/逃げるときは「声かけ」しながら/子どもを学校へ迎えに行かない/避難したら、絶対に戻らない/「命てんでんこ」で行動する
2 避難生活で命をつなぐ
津波から逃れても、長期避難生活が待っている。命をつなぐために、必要なものを備えておく。
避難所運営はみんなの手で/情報収集・伝達の確保に最善を尽くす/家庭・地域で備蓄(食料・水など)を進める/「お薬手帳」は命の手帳
3 命を守るための備え
それぞれの地域で、個別具体的に十分検討し、備え、実践を積み重ねる。
地域ぐるみで「防災教育」に取り組む/知識・経験・想定にとらわれ過ぎない/避難訓練に必ず参加する/要配慮者を守る方法を地域で考える/消防団(救助者)の安全確保に取り組む/地域で自主防災組織を作る
4津波の記憶を未来へ伝える
自然の恵みを享受し、豊かな暮らしを持続させるためにいたずらに海を恐れず、十分に備え、記憶を伝えていく。
津波の教訓を地域でルール化する/釜石の「災害文化」を創る
○ 「未来のあなたへ 10 のメッセージ」
(2)東日本大震災 釜石市証言・記録集「伝えたい3.11の記憶」(55頁)
○避難行動に関わる市民の証言をもとに、震災時におかれた状況ごとに整理し「なぜ避難したのか、しなかったのか、できなかったのか」などを明らかにしたほか、震災の事実関係を整理しました。
被災状況(鵜住居・東部・平田・唐丹地区)/発災時の避難行動の証言(自宅、外出先、仕事先、海・沿岸)/鵜住居地区防災センター(調査報告書のまとめ)/子どもたちの避難行動(東中・鵜住居小・釜石小)/災害対策本部の対応(7日間)
教訓集の配布について
教訓集は平成28年11月中に各家庭に配布します。(H28.11.1更新)
配布については、平成28年11月1日号の広報かまいしに記事を掲載しています。
11月末までに教訓集が届かない場合は、市震災検証室(☎22-2111 内線113)にお問い合わせください。
※証言・記録集は、全戸配布しません。ただし、市役所及び図書館などに閲覧用の冊子を備え付けます。
出前講座のメニュー登録について
教訓集のとりまとめについては、釜石市生涯学習まちづくり出前講座のメニューに登録されております。
震災の教訓を学ぶ機会として、団体・グループ単位で講座の活用をご検討願います。
詳細はこちら →平成30年度生涯学習まちづくり出前講座
(3)東日本大震災 釜石市教訓集概要版「釜石からのメッセージ」(8頁)
○平成28年度にとりまとめた教訓集「未来の命を守るために」の内容を一部抜粋し、要約してとりまとめた概要版「釜石からのメッセージ」(日本語版・英語版)を作成しました。(H30.9.18追記)
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東日本大震災 釜石市教訓集概要版「釜石からのメッセージ」(1,181 KB pdfファイル)
※印刷する場合、「左とじ」の原稿となります。
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