公開日 2010年01月12日
釜石の海で釣れる主な魚
釜石近郊の海岸や漁港では、様々な魚を釣ることが出来ます。ここでは気軽に釣りを楽しめる魚種を紹介します。是非釜石の海で釣りをお楽しみください。
(魚の名前をクリックすると、紹介ページにジャンプします)
アイナメ | スルメイカ | ギンポなど |
クロソイ | ヤリイカ | リュウグウハゼ |
カレイ | タナゴ | クサフグ |
ドンコ | カツカ | |
チカ | アジ | |
サバ | イワシ |
アイナメ (アブラメ)
特徴
釜石近郊の海で釣れる、代表的な魚の一種。強い引きが楽しめ、食べても美味しいため釣り人にも人気がある。テトラポットや岩礁の間に潜んでいることが多く、岸壁からの投げ釣りでも釣れる。色は茶系であるが、秋の産卵期には雄の黄色味が強まる。身は淡白な白身で非常に美味しい。
大きさ
最大で50cm以上(資源保護のため、25cm以下のものは再放流をお願いします)
食べ方
刺身、鍋物、から揚げ、塩焼きなど
釣るときの餌
青イソメ、小型魚等のエサの他、ソフトルアーでも釣れる。
その他
似た魚で、「クジメ」という魚も釣れる。
クロソイ
特徴
アイナメと並び、釜石近郊の海でよく釣れる魚の一種で、堤防やテトラポット、岩礁帯の近くに住む。岸壁からでも釣れ、掛かるととても強い引きが楽しめる。体は濃い灰色で、小さな斑点が体全体に見られる。眼の下には3本の硬いトゲがある。身はとても美味しい。
大きさ
20cmから35cm。大きなものになると50cmを超える。
食べ方
刺身、煮付け、汁物、塩焼きなど
釣るときの餌
青イソメ、サンマの切り身、イカ、エビ類、小型魚等のエサの他、ルアーでも釣れる。
その他
似た魚に「キツネメバル」「マゾイ」「ムラソイ」等がいるが、総称して「ソイ」「スエ」と呼ばれることもある。
カレイ
(写真はマコガレイ)
特徴
主に内湾の砂泥底に生息し、岸壁からの投げ釣りや船釣りなどで釣れる。
大きさ
20cmから40cmくらい
食べ方
刺身、煮付け、焼き物など、様々な料理法で美味しく食べられる。
釣るときの餌
青イソメなど。仕掛けは様々な種類のものがある。
その他
「ヒガレイ」「イシガレイ」「マコガレイ」など、釣れる種類も豊富。
アナゴ
特徴
沿岸の砂泥などにすみ、小魚や甲殻類などを食べる。釜石で「ハモ」と言えばこの魚を指すことが多い。釣れると激しく抵抗するため、仕掛けがぐちゃぐちゃに絡まることもあるので注意が必要。夜釣りで釣れる。
大きさ
30cmから80cmくらい
食べ方
吸い物、天ぷら、蒲焼など
釣るときの餌
サンマの切身、青イソメなど
ドンコ (エゾイソアイナメ)
特徴
寒い時期の夜間に良く釣れる魚。表面は小豆色でぬるぬるしていて、尾びれも小さく不恰好な魚だが、身はとても美味しい。最盛期には、岸壁やテトラポッドの隙間に餌を垂らしただけでも簡単に釣れる。
大きさ
15cmから35cmくらい。
食べ方
塩焼き、刺身、たたき、鍋物、汁物
餌
サンマの切り身、青イソメ等
チカ
特徴
岩手県沿岸では普通に見られる魚で、岸近くを群れで泳ぐ。岩洞湖などに生息する「ワカサギ」に似ている。堤防から比較的簡単に釣りが楽しめる。
大きさ
7cmから15cmほど
食べ方
フライ、天ぷら、から揚げ、甘露煮など
釣るときの餌
オキアミ、市販のサビキ仕掛
その他
釜石では「ワカサギ」と呼ばれることもある。
サバ
特徴
体は流線型で、背中に模様がある。引きがとても強いので、掛かると面白い。夏場に釣れる代表的な魚。
大きさ
20cmから40cmほど
食べ方
味噌煮、塩焼き、水炊き、しめ鯖など
釣るときの餌
オキアミ、市販のサビキ仕掛、エビ、ルアーなど
その他
釜石では「マサバ」、「ゴマサバ」が釣れる。
スルメイカ
特徴
夏から秋にかけて釜石の沖に回遊してくる。体は全体的に赤褐色。スルメに加工される。昼間は深いところにおり、夜間に水面近くまで上がってきて小魚などを捕食する。
大きさ
30cmほど
食べ方
刺身、煮物、フライと、様々な料理に使え、味もとても美味しい。
釣るときの餌
専用の仕掛けや、アジやキビナゴを使った仕掛けを用いる。
ヤリイカ
特徴
9月ごろになると釜石近郊に寄ってくる。形が「槍」に似ていることからこの名前がついたと言われている。
大きさ
最大40cmほど
食べ方
刺身、寿司、煮付け、塩焼き、一夜干など
釣る時の餌
専用の仕掛けや、アジなどの餌を使った仕掛けを用いる。
タナゴ
特徴
岩礁帯や岸壁、テトラポッドの近くなどに住む。掛かると引きが強い。胎生。
大きさ
10cmから30cmほど
食べ方
塩焼き、煮付け、刺身など
釣るときの餌
エビ、オキアミ、イソメ、市販のサビキ仕掛など
その他
「マタナゴ」や、それに比べるとやや細長い「オキタナゴ」が釣れる。
カジカ の仲間
特徴
大きな口と頭が特徴。まれに50cmほどの大型のものも釣れる。甲殻類や小魚を食べるが、食欲が旺盛で、自分と同じくらいの大きさの獲物の食いつくこともある。体色は様々だが、茶色、紫色、赤色などが混じる。この仲間は見た目が悪いので外道扱いされることもあるが、「ギスカジカ」などは皆が鍋が壊れるほど激しく奪い合うほど美味しいことから「鍋壊し」の異名を持つほど非常に美味しい魚。海底や岩陰に潜んでいて、近くに来た獲物を丸呑みにして食べる。
大きさ
最大40cm以上になる
食べ方
鍋物、味噌汁、刺身、から揚げ等
釣るときの餌
サンマの切身、ソフトルアー、青イソメ等
その他
仲間は数種類いるが、総称して「カツカ」と呼ばれることが多い。小型のものはあまり食用とされることはない。
アジ
特徴
釜石近郊の岸壁でよく釣れる。比較的簡単に数が釣れる上、食べても美味しいので親子で楽しめる。日中活動する魚だが、夜間でも岸壁の常夜灯の下など明るい場所では釣ることが出来る。
大きさ
10cmから20cmくらい
食べ方
刺身、たたき、南蛮漬、塩焼き等
釣るときの餌
オキアミ、サビキ仕掛、小型ルアーなど
イワシ
(写真はカタクチイワシ)
特徴
湾内を大群で回遊する。群れにあたると短時間で大量に釣れることもある。キラキラと光る鱗に覆われており、その鱗は剥れやすい。マイワシ、カタクチイワシなどが釣れる。
大きさ
10cmから20cmくらい
食べ方
刺身、たたき、塩焼き等
釣るときの餌
オキアミ、サビキ仕掛など
ギンポ、ガジなど
(写真はアメガジ)
(写真はフサギンポ)
特徴
岸壁、堤防付近でよく釣れる。体は細長くニョロニョロ動く。生命力が強く、水から上げてしばらく放置しても生きていたり、さばいた後に動いていることも。模様、動き共に気味悪がられ、外道として扱われることが多い。
大きさ
15cm~35cmほど
食べ方
釜石ではあまり食用にしないが、フライや天ぷらにすると美味しいものもあるとのこと。
釣るときの餌
青イソメ、サンマの切身など。
その他
ギンポやガジの仲間を総称して「ギンポ」「カタナギ」「カズナギ」などと呼ばれることも。
リュウグウハゼ
特徴
肌色の体に5本の黒い縞模様が特徴。愛らしい姿形をしていて良く釣れる魚だが、他の魚を狙っていてもこればかり釣れてしまったりと、少々や厄介な存在。しかし、この魚をエサにすると大型のアイナメが釣れることもある。シマハゼと呼ばれることもある。
大きさ
10cmほど
食べ方
塩焼き等で食べられないこともないが、食用にすることはほとんど無い。
釣るときの餌
青イソメなど
クサフグ
特徴
幼魚のうちは岸壁や堤防などの近くでよく見かける。どの魚より真っ先に餌に寄ってきて、餌だけを器用に食べる餌取り名人。猛毒があり、食用には向かない。
食べ方
猛毒があるので食用にはしない。
釣るときの餌
イソメ、オキアミ等、何でも食べる。