その2. 文化財標柱・説明板設置作業
釜石市教育委員会生涯学習スポーツ課
文化係 菊 池 喜 子
社会教育課では、指定文化財の標柱や説明板の設置を自分たちで行っております。昨年5月に設置した、釜石市指定文化財「石塚峠の七里塚」説明板の設置作業風景をご覧いただきましょう。
昨年度から自分たちで指定文化財の標柱・説明板等の設置作業等を行っています。今年で設置作業も2年目ともなると、ある程度要領をつかみ、スムーズに作業を行うことができました。ここの場所は、山道なので車で現地まで行ったのですが、かなり急な斜面なことと標柱を設置するための道具が沢山積んであり、非常に重かったことから運転をした人からは「いつ車が止まるかと思いビクビクしてた!」と後で報告を受けました。 現地に到着して、道具をおろしてから作業に取り掛かかりました。 |
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約50〜60cmの深さまで穴を掘るのですが、ここの場所は比較的土が深かったので、掘る作業は楽でした。ヒドイ場所になると、石や木の根があり、掘るのに時間がかかります。 |
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コンクリートを流して固めるために、古い塩ビ管を適当な大きさに切り、型を作りました。作業をする前の日にこの塩ビ管を電動のノコギリで切る作業を行ったのですが、これがかなりの力作業でした。 この左の写真は、塩ビ管が水平になるように微調整をしているところです。 |
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コンクリートも自分達で練りました。砂利と砂とコンクリートの調合が上手くいかず、水を足したり、砂を足したり、と何度かその作業を繰り返しました。コンクリートを流し入れながら、標柱が水平・垂直になっているかどうかも見なければなりません。コンクリートを流し入れた後は、コテで仕上げです。この仕事は、私がやらせていただきました。 コンクリートの作業が終わって、今度は埋め戻し作業に取り掛かりました。その作業が左の写真です。 |
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最後に、説明板の四方向を針金で固定し、設置作業は完成しました。この写真が完成記念写真です。 こうして、文化財の標柱・説明板等が設置されていくのでした。 |
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