その10. 近代製鉄発祥の地、大橋 |
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釜石市と遠野市の境に近いところに位置する大橋地区は、釜石の歴史と大きくかかわっている地域です。 今回は大橋の歴史を簡単にご紹介するほか、この秋に行われた大橋でのイベントとともに大橋の旧鉱山事務所の現状をご報告いたします。 |
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「近代製鉄発祥の地」と聞くと、橋野高炉跡を思い出される方も多いかと思いますが、大島高任が安政4(1857)年に洋式高炉による連続出銑にはじめて成功したのは、大橋に建設された高炉でのことでした。 残念ながら高炉跡は残っていませんが、現在の旧鉱山事務所付近にあったということです。 |
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大橋は釜石の鉄道の歴史のはじまりの地でもあります。明治13年(1880)年8月、日本で3番目の鉄道が大橋−鈴子間に開通しています。 釜石の鈴子に官営製鉄所がおかれることとなり、良質の鉱石がとれる大橋より製鉄所まで鉱石を運ぶための鉄道が敷設されたのでした。 |
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かつては多くの社宅が立ち並び、学校や病院もあった大橋の町ですが、残念ながら今は一部にその面影を残すのみとなっています。 |
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例年、10月なかばころに旧鉱山事務所近くにある山神社のお祭りがあります。 出店が並び、ステージでは出し物が披露されるなどイベントが行われ、近隣からの見物客で賑わいます。 震災のあった今年も、にぎやかにもよおされました。 |
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また、市内では中学生に釜石の鉄づくりの歴史を体感してもらおうとたたら製鉄体験を行っています。 今年は大橋を会場に、甲子中学校の生徒が参加して行われました。 |
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旧釜石鉱山事務所は震災による影響のため公開を中止しておりましたが、来年度は公開できるよう整備を進めております。 公開の時期等詳しいことが決まりましたら、こちらのHPでご紹介いたします。 |
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旧釜石鉱山事務所は現在震災による影響のため公開を中止しております。 詳細については次のページをご覧ください → 旧釜石鉱山事務所 |
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