郷土資料館では、様々な分野に資料を提供し活用して頂いております。
今回は資料館の写真資料を掲載されている書籍を紹介します。
第8回 今回の紹介 みんなを守るいのちの授業 大つなみと釜石の子どもたち
NHK出版
釜石市では小中学校で日頃から取り組んでいる防災教育によって、東日本大震災でほとんどの児童・生徒が巨大津波から無事に逃げることができました。
この書籍は、2011年3月11日のその日の鵜住居小学校の子どもたちの体験と行動、釜石小学校の子どもたちの活躍や「津波てんでんこ」の言い伝えなど、これからの釜石の防災教育のあり方を小学生にも理解できるように分かりやすく解説し、未来の子どもたちに向けて発信されています。日頃からの防災教育が子供たちにとっていかに大切な事なのかを大人も子供と一緒に学べる一冊となっています。
資料館で貸出した写真資料は明治29年と昭和8年の両石の津波の記念碑です。
当資料館では、今回紹介した『みんなを守るいのちの授業 大つなみと釜石の子どもたち』を図書資料室に蔵書しておりますので、いつでも閲覧することができます。
※貸出はしていません。
お気軽にご来館下さい。